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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 多文化共生社会の形成を支える人びとの教育~外国に繋がる子どもの不就学問題の考察~ |
内容 | 現在、日本で暮らす外国籍住民は全国に約282万人、人口の増加と多様化に加えて定住化や永住化が進んでいる。多文化共生が謳われるようになってから、これからの日本社会を担う子どもに対する教育に一層の注目が注がれているが、課題は残っている。特に、外国人の子どもの「不就学問題」は子どもの健全な成長に影響を及ぼすだけでなく、教育の場において日本人、外国人双方における多文化共生の実践的体得の機会を損なわせるものである。本論文では、外国人の子どもの不就学問題の現状と課題を明らかにするために、文献研究を行った。その結果、不就学問題の枠組みに「貧困」問題を加えて捉え直す必要があること、不就学問題に対する母語支援員の役割とその人材育成が今後重要となることがわかった。 |
講評 | 日本に住む多文化家族の不就学の子どもに着目し、必要な支援について考察した。多文化共生の定義と不就学問題の歴史と現状、そしてこの問題に対する先駆的な取り組みを紹介した。この問題の根本的な解決には貧困問題も関係していて、経済的な支援が必要不可欠であることを指摘した。また、日本語の支援はもちろんのこと、母語教育も必要であることも重要な点である。ゼミで2年間、一貫して日本における外国人の人権問題と支援をテーマに取り上げてきた成果を感じられる集大成を仕上げられた。 |
キーワード1 | 外国籍住民 |
キーワード2 | 多文化共生 |
キーワード3 | 教育 |
キーワード4 | 不就学 |
キーワード5 | 母語教育 |
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