詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 学校教育におけるジェンダー形成とその課題~見えない不平等や偏見が取り巻く中での性差~ |
内容 | 学校教育において、制度上では、あからさまな性差別はなくなってきているが、学校で使われる教科書・カリキュラム・行事等では未だに性差別を生み出している例も少なくない。学校における様々なカリキュラムの中で、制度以外では見えない部分が、子供たちの人間形成やジェンダー差別に大きな影響を与えている。また、義務教育である小学校・中学校の青年前期は、自我が形成されるのに大いに影響される時期でもある。そこで、ジェンダー格差や差別の具体的な問題や課題を見つけ、その原因を知った上で、人間形成において最も大切な時期を迎える子供たちや、そしてこれからの未来を担う子どもたちに平等な考えを広げ、伝えることが重要である。そして、私たちが育った学校教育の中での男女教育において、習慣化されている差別や偏見がどのような原因で起こり、それらの問題に対する現状の取り組みについてを考察する。 |
講評 | 日本のジェンダー格差の問題を学校教育の視座から分析した。先行研究を丁寧に調べ、ジェンダー概念の歴史的背景について、フェミニズムの影響と世界と比較した日本のジェンダー格差の現状を踏まえたうえで学校教育における具体的な課題を紹介した。ジェンダー格差の要因の考察と今後の課題と展望についてまとめられた。男女という固定観念や分類に縛られず、性の多様性を前提としたジェンダー教育の促進、そして日本のジェンダーギャップの改善に向けてのアプローチをさらに掘り下げていく必要がある。卒業後は学校教育者としてぜひ貢献して欲しい。 |
キーワード1 | 学校教育 |
キーワード2 | ジェンダー格差 |
キーワード3 | 性差別 |
キーワード4 | ジェンダー平等 |
キーワード5 | |
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