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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 児童虐待による負の連鎖を生まない親支援の在り方 |
内容 | 第1章では、児童虐待の定義と共に日本社会における実態とその影響について述べた。第2章では、児童虐待の背景要因と環境要因について取り上げ、子育て世帯全国調査などを用いて虐待の世代間連鎖の傾向を調べた。その結果、児童虐待の世代間連鎖における主な原因の一つに、加害者である親が持つ”被害者性”があると学んだ。第3章では、アメリカの支援体制と日本の支援体制を一例として取り上げ、それぞれの現状を把握した上で特徴や利点を考察し、より良い支援体制を模索するヒントを得るために改善点を明確にした。そして、日本社会において児童虐待を未然に防ぐために必要な子育て支援策を模索し、再発防止に繋がる施策や親支援の在り方について考察した。以上から、児童虐待は、人生を通してその人に何かしらの影響を与え続ける可能性があるからこそ、予防や早期の対応が必要であり、被虐待経験のある子どもや親への十分なケアが大切になることを学んだ。 |
講評 | 児童虐待の世代間連鎖を予防するための支援に着目した。世代関連鎖の要因を考察し、連鎖を予防するためには親の支援も不可欠であることを主張した。日本と比較してアメリカの取り組みを紹介する中で、「マルトリートメント」についての考察が特に印象的だった。不適切な養育にアンテナを貼ることで、危険を予測してより早期に対応できる支援体制の重要性を指摘した。虐待が他人事ではない視点から取り上げている説得力に加え、日本の虐待予防の取り組みに対して鋭い提案をまとめられた。 |
キーワード1 | 児童虐待 |
キーワード2 | 世代間連鎖 |
キーワード3 | 予防的支援 |
キーワード4 | 再発防止 |
キーワード5 | |
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