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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 子育て家庭の孤立を防ぐために―名張版ネウボラから考える子育て支援― |
内容 | 都市化や核家族化に加え、地域の人間関係の希薄化によって妊産婦や子育て中の家庭が孤立するケースが増加している。こうした状況を改善するために、2017年4月から、子育て世代包括支援センターの設置が全国市区町村の努力義務となった。同センターは育児不安や虐待を予防することが期待されているが、わが国の児童虐待相談対応件数は増加の一途をたどっており、現在のハイリスクアプローチに重点を置いた子育て支援では課題が顕在化してからの対応に終始しているのが現状である。本論文では、子育て支援事業の現状と課題を明らかにしたうえで、三重県名張市が実施している先駆的な子育て支援事業について取り上げ、インタビューを行い考察した。その結果、公助と共助のそれぞれの持つ役割やポピュレーションアプローチによる予防的支援、包括的な子育て支援体制での連携、担当保健師による継続支援が重要になるという結論に至った。 |
講評 | 卒論では、名張市での調査を踏まえて子育て支援について論じました。妊娠期から子育て期までの一貫した支援をどうつくるかは、子育て支援の大きな課題で、その取組みの最前線の自治体を事例として卒論をまとめることができたのは、卒業後の仕事にも役立つと思います。卒論での学びを活かし、行政の現場で活躍されることを期待しています。 |
キーワード1 | 孤立 |
キーワード2 | 子育て支援 |
キーワード3 | 保健師 |
キーワード4 | ポピュレーションアプローチ |
キーワード5 | |
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