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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 埋橋 孝文
タイトル 死別を経験した子どものための絵本について―絵本の紹介―
内容  死別体験は、子どもにどんな影響を与え、死の概念理解にどのような変化を及ぼすのだろうか。その死を自分のせいだと責めたり、自暴自棄になったりするなかで、「死」を自分のなかで受け入れ、前向きに歩んでいくためのきっかけ作りとして、絵本は有効ではないだろうか。そのような疑問からこの論文を書くに至った。簡潔な文章と絵で構成される絵本のメッセージ性の強さを、多くの文献やヒアリング調査で検証する。その上で、死別を経験した子どもにとって必要な絵本を紹介していくことが本論文の目的である。しかし、この絵本の紹介によって、子どもが前を向いて歩んでいけるかというとそうではない。絵本を使って一歩踏み出す勇気を出し、周りの人間の多くの手助けがなければ意味がない。この絵本の紹介は、そういった小さな手助けができるものになることを願っている。
講評  金子絵里乃先生担当のソーシャルワーク演習Ⅰの授業で学んだ「グリーフケア」を絵本にひきつけて考察したところがユニークで,評価される.「死別を経験した子どもに対して,このような子どもにはこの作品,あのような子どもにはあの作品というように,絵本の処方箋を書いていきたい」という試みも貴重である.
キーワード1 死別
キーワード2 子ども
キーワード3 絵本
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