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学科 社会福祉学科
年度 2021
ゼミ名 郭 芳
タイトル 母子生活支援施設の児童から考察する社会的自立と愛着形成の重要性~自分に対する「無関心」からの脱却にむけて~
内容 本論文では、人間が幸福に生きていくうえで、もっとも大切な安定した愛着の形成と「頼る力」・「任せる力」・「自分を信じる力」の3つの能力を備えた社会的自立の重要性について 説く。テーマを選んだ経緯として、筆者が3回生のときに経験した母子生活支援施設での実習で、児童らが満18歳になると退去しなければいけない事実を初めて知り、18歳で施設を退所し自分の力だけで生活することは非常に厳しいものだと感じた。なぜなら施設児童らは試し行動も多く情緒的にも非常に不安定だったからだ。そこで児童らが社会的に「自立」して生きていくためには何が一番必要で、重要なのか考えた。筆者は1カ月の実習経験と学校での座学から、幼少期の「愛着の形成」が最も重要だと感じた。また、愛着形成や自立できない根本的な原因は養育者が子どもに対して無関心であり、それが親子間での負の連鎖を生んでいると考え、「無関心」からの脱却についても考察する。

講評  本論文は筆者の実習経験から得た学びから展開し、児童にとっての愛着形成と社会的自立の重要性について強調した上、その逆である愛着形成や自立できない原因を、「養育者が子どもに対して無関心である」と明確にした。親子間の「無関心」という負の連鎖を断ち切るために、外部の強制力を持って修復していく方法をとるべきという解決方法が示される。
キーワード1 安定した愛着形成
キーワード2 「無関心」からの脱却
キーワード3 社会的自立
キーワード4  
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