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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 外国人労働者の受け入れに関する現状と課題 |
内容 | 日本は今、深刻な少子化問題に直面しており、それに伴い介護業界もまた人材不足問題に悩まされている。厚生労働省が実施した事業所における介護労働実態調査によると、訪問介護職員の82.4%、介護職員の66.9%が全体の不足感を感じていると回答した。そんな介護業界の状況を鑑みた日本政府は在留資格「介護」の設置に乗り出すなど外国人労働者の流入を増やす政策を講じている。しかしこれまで基本的に移民を認めず、多文化共生があまり進んでいない日本においてまだまだ外国人労働者の受け入れ体制が整っているとは言い難いであろう。 そこで本論文では、今後増大する外国人労働者が抱える課題を筆者の経験や事例、データを利用して明らかにしていく。その上で多文化共生という観点から外国人介護職員の日本語学習支援のあり方や日本人が持つ偏見について考察し、解決策を述べていく。 |
講評 | 本論文は、これからの日本の介護業界の担い手として期待される外国人介護労働者に焦点を当てたものである。人口の高齢化が進行するなかで介護人材不足が指摘されているがなかでの対策であるが、筆者によれば受け入れ体制の整備が喫緊の課題であるとされる。それは、外国人が安心して暮らせる生活環境整備のことであり、それがあってはじめて介護労働の担い手となり得るのである。互いの多様性を認め合う多文化共生社会の実現に向けたヒントがここにある。 |
キーワード1 | 福祉人材不足 |
キーワード2 | 外国人介護職員 |
キーワード3 | 多文化共生 |
キーワード4 | 少子高齢化 |
キーワード5 | 日本語学習 |
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