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学科 社会福祉学科
年度 2021
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 誰もが持てる「結婚」という選択肢-日本で同性婚が実現されたら-
内容  本稿は、「日本で同性婚が実現されたらどうなるか」という問いに対し、「同性愛者含むセクシュアルマイノリティ当事者が、幸せに生きられる社会になり、それはマジョリティにとっても生きやすい社会である」という仮説に向けて論じたものである。法律という切り口から議論する理由は、法律が世論に影響を与えると考えるからだ。先日、衆議院選挙が行われ、史上初めて同性婚が争点の一つに取り上げられた。同性婚法制化をめぐって、国民が同性愛者について考える機会が生まれたという点において好機と捉える。
 本稿では、特に無関心な層をターゲットに置く。そして、セクシュアルマイノリティについて知り、「わがごと」として想像する力の必要性を主張する。日本の現状と課題を認識したうえで、日本で同性婚が未だに実現されていない理由とその背景を探る。最後に、同性婚が実現されたらどんな社会になるのか、そのために自分たちに出来ることは何かを考察する。
講評 本論文は、セクシャルマイノリティをめぐる現状を踏まえつつ、「同性婚」の実現に向けて考察を重ねた挑戦的な論文である。特に、法律を切り口とした論の展開は説得力に富む。
このような問題に無関心な層に問いかける筆者の主張がとても優しくかつ力強い。
キーワード1 セクシュアルマイノリティ
キーワード2 同性婚
キーワード3 わがごと
キーワード4 ホモフォビア
キーワード5 価値観
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