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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 高齢者が生きがいを持って暮らせる社会とは |
内容 | 近年、日本では高齢者の孤立や引きこもりをニュースでよく見かけるようになり、「高齢者の生きがいの喪失」が問題として多く取り上げられている。医療の発達に伴い平均寿命は延び仕事や育児にも追われず自由に楽しむことができる余生の時間が増えたにもかかわらず、高齢者が生きがいを喪失したり生きがいがないことが問題とされるようなったことは、今後も超高齢社会が続き余生が長くなっていく日本にとって大きな課題であると筆者は考えた。ひとことに「生きがい」といっても、その意味や何を生きがいとするかは個人や時代によっても大きく異なる。この論文では筆者なりの「生きがい」の定義を述べ、なぜ生きがいを持たなくてはならないような社会の雰囲気なのか、高齢者の生きがいの喪失がなぜ起こるのか、高齢者の生きがいはどのようにして作られるかについて考察を進めていく。そしてこの研究を通して、高齢者が生きがいを持ちやすい社会はどのような社会なのかを明らかにする。その上で、高齢者の家族や自分たちにできることは何か、多様性や個別性を受け入れることがなぜ大切なのかについて考察をしていく。 |
講評 | 本論文は、人口の高齢化が進行する日本において、誰もが生きがいをもって高齢期を過ごせるようにという筆者の願いが凝縮したものである。「生きがい」とは何かという本質的な問いから逃げずに考察を重ねる内容には好感が持てる。高齢社会の希望がここにある。 |
キーワード1 | 高齢者 |
キーワード2 | 生きがい |
キーワード3 | 社会 |
キーワード4 | つながり |
キーワード5 | 個別化 |
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