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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 待機児童問題における事業所内保育所の可能性 |
内容 | 本論文は,「都市部に集中する日本の保育所待機児童を減らすためにはどうすればいいのか」という問いに対し,「女性の社会進出も後押しする事業所内保育所の増設が必要なのではないか」という仮説に向けて論じたものである. 日本は保育を地方自治体に任せており,諸外国に比べて保育分野への民間参入が進んでいない.しかし自治体の財政難や保育士不足を考慮すると,民間企業が積極的に保育分野に進出することも大切ではないかと考えた. そこで本論文では,日本の保育所待機児童の現状や潜在待機児童の問題を明らかにし,なぜ待機児童が生まれるのかについて考察した.そして諸外国の保育事情を比較し,保育分野への民間参入の必要性を示した.最後に日本における事業所内保育所の現状や課題と,諸外国の動向を踏まえて日本で応用できる制度や取り組みについて考察した. |
講評 | 働く母親が子供を職場に連れて行ったことが正しいかどうか,マスコミでも騒がれるほどの議論となった時代を経て,現在は,我が子とともに出勤し,職場内での保育をうけることが可能となる時代となった.職場でもよいし,自宅近辺の地域でもよいし,その受け入れ先を選択ができる点はよいものの,単に利用者視点にとどまらず,そのことの都市集中が生み出す課題など俯瞰的に検証することができた.先行文献においては,諸外国の状況も調べあげ,比較考察することができたのは評価できる. |
キーワード1 | 待機児童 |
キーワード2 | 事業所内保育所 |
キーワード3 | 民間参入 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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