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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 野村 裕美 |
タイトル | 未受診妊婦問題の解決に向けて |
内容 | 本論文は,「未受診妊婦はなぜ減らないのか,なぜ医療に繋がらないのか」という問いに対し,「行政や各医療機関との連携,妊娠前教育が重要になってくるのではないだろうか」という仮説に向けて論じたものである. 未受診妊婦問題の原因として,「経済的理由」や,「妊娠に気が付かなかった」など自身の身体や社会システムへの「知識の欠如」が挙げられる.ある人にとって当たり前である受診が,ある人にとっては当たり前ではない.医療に繋がろうとしない妊婦をひとりでも減らすためには,妊娠に対する適切な知識を妊娠前から身につける必要があると考えた. そこで本論文では,未受診妊婦の現状を明らかにし,なぜ医療に繋がらないのかについて考察した.そして,医療機関側が抱えるリスク,行政との連携と取り組みについて述べる.最後に,妊娠前・性教育について,ソーシャルワーカーの役割と課題について考察した. |
講評 | 地域での課題は,困りごとを訴えている本人はもちろんのこと,その背後に何らかの課題があることを前提に,関わり,引き出すアプローチがソーシャルワーカーには求められる.特定妊婦の課題への関心は,ソーシャルワークを学ぶ筆者にとっては必然であり,また同時に,生命,生活,人生を支え切る多様な専門職の目の必要性を問題定義するタイムリーな成果となった. |
キーワード1 | 未受診妊婦 |
キーワード2 | 飛び込み分娩(出産) |
キーワード3 | 妊娠前教育 |
キーワード4 | 行政との連携 |
キーワード5 | 医療機関側のリスク |
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