詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | 炎上についての考察~企業広告の炎上を例に |
内容 | 本稿では、インターネット社会におけるひとつの重要な問題としてあげられる炎上についてまとめた。まず、炎上を語る上で必要不可欠である表現の自由に対する分析をした上で、炎上の各ケースからパターンを分類し、その後広告表現としての炎上を映像分析として取り上げるという構成になっている。 表現の自由は、憲法にて保証されており、他の自由よりも高次なものとしてよく捉えられている。インターネットの汎用性や監視性の弊害として、この表現の自由が脅かされている現状についてもここで触れている。 次に実際に起こった炎上ケースを・誰が・どんなことをしたか・対応を分類し、まとめた。企業や著名人が炎上においてターゲットになりやすいが、一般人も例外数ではないことがわかった。 広告はそごう西武の「わたしは、私。」と、三重県志摩市の「碧志摩 メグ」をピックアップした。主に女性表象に関しての分析をした。 |
講評 | 「表現の自由」に関する法的規定、思想的議論を組み込みながら、先行研究を参照しつつ炎上の種類を分類し、種類ごとの事例を具体的に分析して、インターネット時代の表現の自由とその弊害を明らかにした。表現の自由の確保と炎上リスクのジレンマの解決が今後の課題であるとし、教育における炎上リテラシーを高めることが重要との提言を、具体的な炎上事例の研究を通じて行ったことが評価できる。 |
キーワード1 | 炎上 |
キーワード2 | 表現の自由 |
キーワード3 | 女性表現 |
キーワード4 | 広告 |
キーワード5 | |
戻 る |