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学科 メディア学科
年度 2021
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル 「笑い」のビジネス
内容  私たち人間は「笑い」とは切っては切れない生活を送っている。日常生活では何気ない会話でも笑うし、テレビやラジオで芸人の漫才やコント、トークなどを見ても笑う。近年、テレビでお笑い芸人を見ない日はないほど、さまざまなジャンルでお笑い芸人が活躍している。この卒業論文ではなぜ「笑い」のビジネスがこれほど大きくなり、大衆に人気があるのかを考察した。まず初めに「お笑い」の基本である漫才やコントの歴史を振り返りながら、M-1グランプリやキングオブコントといった賞レースの比較を行なった。そしてメディアとの関連性も絡めてYouTubeやInstagramなどのSNSごとの特徴を活かしたお笑いの多様性や、お笑いと広告の深い関係などの考察も織り交ぜた。さらに、「笑い」がもたらす健康といった自然科学的、医学的な側面からも研究することで「笑い」がいかに私たちの生活に大きな影響を与えているのか理解を深めた。
講評  人間の特権としての「笑い」文化を、歴史的起源も視野にいれて考察した。特に漫才の歴史と現代メディアにおける展開に注目し、CMにおけるお笑い芸人の露出度、You Tube利用者が好むジャンル内のお笑いの位置、芸能学校や漫才コンテスト番組による漫才師をめざす裾野の広がりを通じて、「笑い」への社会的関心の高まりがみられることを明らかにした。「笑い」の健康効果、ストレス社会におけるお笑い文化の重要性にも言及し、関西がリードしてきたメディアのお笑い文化を地域文化研究の視点も入れて考察した点が評価できる。
キーワード1 お笑い
キーワード2 芸人
キーワード3 漫才
キーワード4 コント
キーワード5 賞レース
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