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学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | 「POPEYE」における雑誌不況の中での生き残り |
内容 | 現在日本では、雑誌の販売額が低下しており、淘汰も進んでいる。その中でもPOPEYEは、人気の雑誌としてこの環境を生き延びている。その要因として、雑誌が提供する情報に幻想を抱いて購入するのではないかと考えられる。以前は、アメリカについての情報を促す雑誌であったが、現在ではどのように変化したかを踏まえつつ、その問題点について研究をする。 「ガールフレンド」特集のPOPEYEのデートプランを抽出して実現可能であるかを考察し、理想を抱く「シティーボーイ」像はその対象でいいかということを明らかにしていく。その結果、デートプランはある程度参考になりつつも実現性には欠けていた。ある程度の財力があったり、無理な背伸びをしたりしない限りできるものではない。同時に書かれているサブカルチャー的な知識は、名前の羅列が多くスノッブのような印象を受ける。情報を提供する雑誌として、このような現状でも好まれてはきたと考えられるが、これからが不安であるという結論出せる。 |
講評 | 卒論に取り組んだゼミの学年は、2020年初頭から新型コロナウイルスの拡大によって、約2年にわたり大学生生活をメチャクチャにされてきた。それでも、2021年の秋学期はほぼ毎週、教室での授業を開いた。自分なりに卒論のテーマを見つけ、何とか研究の形にしていこうとする姿勢は尊いものだった。苦しい日々をともに過ごしたゼミ生たちには、感謝の言葉しかない。 欲を言えば、コロナ禍で社会全体のシステムがまともに機能していない現実を直視し、見出したテーマがもっと並んでもよかった。政府や自治体の責任は大きい。これだけ苦しめられたのだから、メディアを含め、変えていかなければならない課題に気づき、問題に迫る研究テーマを見出す。社会学部で学んだ以上、何かしらの社会問題をあぶり出す気迫は、これからも求められる。 卒論を通して学ぶ機会はできるだけ確保した。2021年度は火曜日の4限がゼミの時間だった。まず、ゼミのSlackをフル稼働させ、リモート・オンラインでも十分対応できる態勢を整えた。秋学期は、10月と11月に2度の中間発表を、取り組みの節目となるように開催した。それ以外にも工夫を凝らした。 2限?昼?3限と、ゼミに続く、5限に「卒論教室」を、毎週確保した。当番制にし、オンラインでも参加者を募るようにした。 また、ゼミ生からの提案で、火曜日と日曜日を除く週5日、毎日1時間以上の「オンライン自習室」を開室した。これも当番制で、1日どこか都合のつく時間帯を担当者が決めて、Zoomで開いた。 さらに、指導教員との個人面談を、9月末から12月まで、1人1回30分で1日4コマ、週2日のペースで開いた。数えてみると、延べ65コマ開催していた。 締めくくりは、恒例の卒論合宿。前年度の引き続き、12月初旬、新町キャンパスでの「日帰り合宿」を敢行。昼・夕食、スナック付きのイベントに、ほとんどのゼミ生が顔を見せ、盛り上がった。 以上のように、思う存分取り組める環境は整っていたはずだ。それをどれだけ自分のものにできたかは、コロナ禍という制約があるにせよ、それぞれの心構え次第だったと言えよう。 |
キーワード1 | サブカルチャー |
キーワード2 | デートプラン |
キーワード3 | 実現性 |
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