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学科 メディア学科
年度 2021
ゼミ名 小黒 純
タイトル 一般紙における「ヒーロー選手に関する報道」の日米比較 ー大谷翔平選手に関する報道の内容分析からー
内容 2021年、米国メジャーリーグでプレーする大谷翔平選手が快進撃を見せた。日米のメディアはその活躍・人気を日米の人々に報じてきたが、その報道内容には違いがあるのだろうか。また違うとすればどう違っているのだろうか。このような疑問を出発点に、本研究では一般紙におけるヒーロー選手報道の特徴について内容分析および日米比較を行い、その違いを明らかにすることを目的とした。また、その手法として記事を写真・見出し・本文に分け、その内容について分析を行った。その結果、全体的には写真・見出し・本文いずれの要素においても共通点が多く、全体的には大きな違いが存在していないことが分かった。一方、写真・見出し・本文を細かく比較すると一定の違いが存在することが明らかになった。例えば見出し・本文における「選手のキャッチフレーズ」には、米国では「スター」という語が複数確認できたが、日本では見出し・本文のどこにも「スター」という語を確認することができなかったなど、一定の違いが存在することが明らかになった。
講評  卒論に取り組んだゼミの学年は、2020年初頭から新型コロナウイルスの拡大によって、約2年にわたり大学生生活をメチャクチャにされてきた。それでも、2021年の秋学期はほぼ毎週、教室での授業を開いた。自分なりに卒論のテーマを見つけ、何とか研究の形にしていこうとする姿勢は尊いものだった。苦しい日々をともに過ごしたゼミ生たちには、感謝の言葉しかない。
 欲を言えば、コロナ禍で社会全体のシステムがまともに機能していない現実を直視し、見出したテーマがもっと並んでもよかった。政府や自治体の責任は大きい。これだけ苦しめられたのだから、メディアを含め、変えていかなければならない課題に気づき、問題に迫る研究テーマを見出す。社会学部で学んだ以上、何かしらの社会問題をあぶり出す気迫は、これからも求められる。
 卒論を通して学ぶ機会はできるだけ確保した。2021年度は火曜日の4限がゼミの時間だった。まず、ゼミのSlackをフル稼働させ、リモート・オンラインでも十分対応できる態勢を整えた。秋学期は、10月と11月に2度の中間発表を、取り組みの節目となるように開催した。それ以外にも工夫を凝らした。
 2限?昼?3限と、ゼミに続く、5限に「卒論教室」を、毎週確保した。当番制にし、オンラインでも参加者を募るようにした。
 また、ゼミ生からの提案で、火曜日と日曜日を除く週5日、毎日1時間以上の「オンライン自習室」を開室した。これも当番制で、1日どこか都合のつく時間帯を担当者が決めて、Zoomで開いた。
 さらに、指導教員との個人面談を、9月末から12月まで、1人1回30分で1日4コマ、週2日のペースで開いた。数えてみると、延べ65コマ開催していた。
 締めくくりは、恒例の卒論合宿。前年度の引き続き、12月初旬、新町キャンパスでの「日帰り合宿」を敢行。昼・夕食、スナック付きのイベントに、ほとんどのゼミ生が顔を見せ、盛り上がった。
 以上のように、思う存分取り組める環境は整っていたはずだ。それをどれだけ自分のものにできたかは、コロナ禍という制約があるにせよ、それぞれの心構え次第だったと言えよう。
キーワード1 一般紙
キーワード2 ヒーロー選手
キーワード3 日米比較
キーワード4 大谷翔平
キーワード5 内容分析
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