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学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 小黒 純 |
タイトル | コロナ禍における陰謀論の再考 ー陰謀論者の2ヶ月分のツイート分析ー |
内容 | 2020 年、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中で、真偽不明の情報や「陰謀論」と呼ばれる言説がインターネット、特に SNS 上に蔓延し、不安を増幅させていた。そこで、本論文では 2021 年に至るまでの陰謀論の変遷と、コロナ禍の陰謀論の特徴を明らかにすることを目的として研究を行った。 日本での陰謀論は、2011 年の東日本大震災がきっかけとなり広まった。そして、2020 年の新型コロナウイルス流行により様々な陰謀論が瞬く間に広く知れ渡った。コロナ禍の陰謀論は、過去に唱えられてきた陰謀論の定義にあてはまっており、大枠は変化していないことが明らかになった。加えて、コロナ禍の陰謀論の特徴として、不確実な情報源を証拠として提示していることが明らかになった。 |
講評 | 卒論に取り組んだゼミの学年は、2020年初頭から新型コロナウイルスの拡大によって、約2年にわたり大学生生活をメチャクチャにされてきた。それでも、2021年の秋学期はほぼ毎週、教室での授業を開いた。自分なりに卒論のテーマを見つけ、何とか研究の形にしていこうとする姿勢は尊いものだった。苦しい日々をともに過ごしたゼミ生たちには、感謝の言葉しかない。 欲を言えば、コロナ禍で社会全体のシステムがまともに機能していない現実を直視し、見出したテーマがもっと並んでもよかった。政府や自治体の責任は大きい。これだけ苦しめられたのだから、メディアを含め、変えていかなければならない課題に気づき、問題に迫る研究テーマを見出す。社会学部で学んだ以上、何かしらの社会問題をあぶり出す気迫は、これからも求められる。 卒論を通して学ぶ機会はできるだけ確保した。2021年度は火曜日の4限がゼミの時間だった。まず、ゼミのSlackをフル稼働させ、リモート・オンラインでも十分対応できる態勢を整えた。秋学期は、10月と11月に2度の中間発表を、取り組みの節目となるように開催した。それ以外にも工夫を凝らした。 2限?昼?3限と、ゼミに続く、5限に「卒論教室」を、毎週確保した。当番制にし、オンラインでも参加者を募るようにした。 また、ゼミ生からの提案で、火曜日と日曜日を除く週5日、毎日1時間以上の「オンライン自習室」を開室した。これも当番制で、1日どこか都合のつく時間帯を担当者が決めて、Zoomで開いた。 さらに、指導教員との個人面談を、9月末から12月まで、1人1回30分で1日4コマ、週2日のペースで開いた。数えてみると、延べ65コマ開催していた。 締めくくりは、恒例の卒論合宿。前年度の引き続き、12月初旬、新町キャンパスでの「日帰り合宿」を敢行。昼・夕食、スナック付きのイベントに、ほとんどのゼミ生が顔を見せ、盛り上がった。 以上のように、思う存分取り組める環境は整っていたはずだ。それをどれだけ自分のものにできたかは、コロナ禍という制約があるにせよ、それぞれの心構え次第だったと言えよう。 |
キーワード1 | 陰謀論 |
キーワード2 | 新型コロナウイルス |
キーワード3 | コロナ禍 |
キーワード4 | |
キーワード5 | 情報源 |
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