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学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「鬼滅の刃」の社会的流行の原因 |
内容 | 「鬼滅の刃」とは2016年2月15日から2020年5月18日に週刊少年ジャンプにて連載されていた大人気漫画である。この作品の流行は常軌を逸しており、コミックスの売り上げはわずか23巻の漫画でありながら歴代で9番目の数字を残しており、劇場版「「鬼滅の刃」無限列車編」は国内で歴代1位となる売り上げを挙げるなど、各メディア作品にて様々な記録を打ち立てている。 今論文では「鬼滅の刃」の流行の原因を内容とメディア展開の2点から考察している。特に注目すべき点は内容では主人公・竈門炭治郎の人間性、メディア展開ではアニメ制作時の制作陣の戦略だ。炭治郎が持っている価値観は道徳的観点から見ると絶対的に正しいものである。この価値観が揺らがずに貫き通していくということが、他作品でよくある正義について迷う主人公と比べると大きな相違点である。アニメ制作のプロデューサーであった高橋佑馬は放送局や放送時間、制作会社など1つ1つこだわり抜き、ハイクオリティなアニメを作り出し、多くの人に「鬼滅の刃」という作品を知らしめたのだ。 |
講評 | 2021年度は、マンガ、ゲーム、映画、キャラクター産業など、多様なテーマの卒論が執筆され提出された。それぞれ取り組む学生の思い入れのあるテーマであり、問題意識も高かったと思う。毎年締切り前に完成して提出する学生がいるが、今年は例年になく多く、ほぼ半数にのぼった。内容面でもしっかりと分析し執筆している者が多く、指導教員としても勉強になった。コロナの流行状況のなか、何かと不便なことが多かったが、きちんと全員提出に至ったことは、大変に嬉しい。 |
キーワード1 | メディア展開 |
キーワード2 | 主人公の価値観 |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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