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学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | 「HUMTER×HUNTER」における長期休載の受容 |
内容 | 漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載中の人気漫画「HUNTER×HUNTER」。1998年に連載開始された本作品は幾度と無く休載を繰り返しており、その掲載は不定期となっている。作品の入れ替わりが激しい『週刊少年ジャンプ』において、長期休載を繰り返してもなお連載が続いているというのは特例的である。そして、その長期休載は読者の中で、ある種の風習のようなものとして受容されているように思える。 このような現象、つまり「HUNTER×HUNTER」が、編集部にも読者にも受け入れられるという構造を明らかにすることが、本論文の主題である。本論文では、まず「HUNTER×HUNTER」とその作者である冨樫義博の独自性を分析し、次に『週刊少年ジャンプ』の性質について言及する。それらを踏まえて、作家性と商業性という観点から「HUNTER×HUNTER」を検討し、長期休載の受容という現象を明らかにしながら、冨樫作品のエッセンスとその影響について考察している。 |
講評 | 2021年度は、マンガ、ゲーム、映画、キャラクター産業など、多様なテーマの卒論が執筆され提出された。それぞれ取り組む学生の思い入れのあるテーマであり、問題意識も高かったと思う。毎年締切り前に完成して提出する学生がいるが、今年は例年になく多く、ほぼ半数にのぼった。内容面でもしっかりと分析し執筆している者が多く、指導教員としても勉強になった。コロナの流行状況のなか、何かと不便なことが多かったが、きちんと全員提出に至ったことは、大変に嬉しい。 |
キーワード1 | 冨樫義博の独自性 |
キーワード2 | 週刊少年ジャンプの性質 |
キーワード3 | 作家性 |
キーワード4 | 商業性 |
キーワード5 | |
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