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学科 | メディア学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 竹内 長武 |
タイトル | コロナ時代のお笑い |
内容 | 本論文では時代やメディアによって変化する「お笑い」の形態を踏まえながら、コロナウイルスによって変化した新しい「お笑い」の形態について検討した。 コロナ禍によって、「リモート漫才」「リモートコント」、「無観客ライブ」というこれまでになかった「お笑い」の形態が誕生した。「リモートコント」は、私たちの生活に沿ったリアリティや、リモートを活かした工夫によって可能性を広げている。またオンラインの配信ライブも、その有益性から定着した。 一方でネタのやりにくさと「笑いどころ」の作りにくさから、「リモート漫才」と「無観客ライブ」は現在ほとんど行われていない。またリモートに適応できた芸人もほんの一部であった。これは「お笑い界」に限るものではなく、私たちの生活にもいえることである。相手に伝えるためには、時代とメディアに合わせた工夫が必要なのだ。コロナ禍によってオンラインのコミュニケーションの難しさを実感した今、オフラインにおいてのコミュニケーションも今一度見直されるべきだ。 |
講評 | 2021年度は、マンガ、ゲーム、映画、キャラクター産業など、多様なテーマの卒論が執筆され提出された。それぞれ取り組む学生の思い入れのあるテーマであり、問題意識も高かったと思う。毎年締切り前に完成して提出する学生がいるが、今年は例年になく多く、ほぼ半数にのぼった。内容面でもしっかりと分析し執筆している者が多く、指導教員としても勉強になった。コロナの流行状況のなか、何かと不便なことが多かったが、きちんと全員提出に至ったことは、大変に嬉しい。 |
キーワード1 | コロナ禍 |
キーワード2 | リモート漫才 |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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