詳細
学科 メディア学科
年度 2021
ゼミ名 竹内 長武
タイトル 輿論はどこにあるのか? -ソーシャルメディアを比較して-
内容 世論とは何だろうか。2021年は衆議院議員総選挙が行われたこともあり、世論という言葉を繰り返し聞く機会も多かったように思う。この卒論では、その世論という言葉に着目し、一般的な世論と戦前使用されていた輿論を対比しながら、輿論がどこにあるのかをソーシャルメディアのコメント分析を行うことで明らかにすることを試みた。その結果、TwitterやFacebookといったSNSには比較的感情的ないし非合理的なコメントが多く、NewsPicksやヤフーコメントといったキュレーションメディアには比較的合理的ないし思考されたコメントがあることが分かった。特にNewsPicksは、プロピッカー制度がより質の高いコメントのあるメディアとなることに寄与している。私たちはそのようなSNSやキュレーションメディアのコメント欄の読み手であると同時に書き手でもあり、書き手としての能力を高めていきながら、コメント欄に向き合っていく必要性がある。情報量が多く、速度のあるインターネットに対して、あえて速度を落とし、じっくりと向き合う姿勢が今後求められるのではないか。
講評 2021年度は、マンガ、ゲーム、映画、キャラクター産業など、多様なテーマの卒論が執筆され提出された。それぞれ取り組む学生の思い入れのあるテーマであり、問題意識も高かったと思う。毎年締切り前に完成して提出する学生がいるが、今年は例年になく多く、ほぼ半数にのぼった。内容面でもしっかりと分析し執筆している者が多く、指導教員としても勉強になった。コロナの流行状況のなか、何かと不便なことが多かったが、きちんと全員提出に至ったことは、大変に嬉しい。
キーワード1 コメント欄
キーワード2 書き手
キーワード3 読み手
キーワード4  
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.