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学科 産業関係学科
年度 2021
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 私立大学教員の労働環境の現状
内容  大学教員の研究時間の減少傾向は深刻な事態である。この問題を蔑ろにしていれば、大学教員の研究環境のさらなる悪化を招き、ひいては学問の衰退にもつながる恐れがある。法令順守が研究活動を促進するとはいい切れない現状において、特に多忙の傾向にある私立大学教員に対して、専門業務型裁量労働制をかたどる契約がどのように運用されているかを明らかにすることは、大学教員のみならず知的生産物を創出し、企業や社会に付加価値を生むナレッジワーカーの安全に貢献すると考える。
 本論文では、私立大学教員の労働環境と課題を聞きとり調査を通じて明らかにし、業務・組織管理を中心とした、学生の指導・事務作業サポートを行う専門部門の設置という打開策の内容を提示する。
講評  自身も私立大学教員の一人として問題意識を共有できるとともに、違和感を覚える記述がないくらい正確に実情を把握できている。教育、研究はいうまでもなく、学内業務や文科省対応、社会活動などのマルチタスクを捌けてこそ一人前という価値観からの脱却が求められており、その第一歩が業務・組織管理のための専門部門の設置であってほしい。
キーワード1 私立大教員
キーワード2 研究時間
キーワード3 時間管理
キーワード4 文部科学省
キーワード5  
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