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学科 産業関係学科
年度 2021
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 新型コロナウイルスの流行に伴う雇用市場の変化と地方中小企業の発展
内容  本論文では、新型コロナウイルス流行の影響を受け、地方の雇用市場や中小企業の発展にどのような変化があるのかを、地方中小企業への聞きとり調査を通じて明らかにしたものである。そして、最終的には「東京一極集中型社会の是正」という、日本の大きな課題を解決する足掛かりにすることを目的としている。
 聞きとり調査の結果、新型コロナウイルス流行の影響を受け、地方の雇用市場では、20~30代の地元の人、40~50代の中高年者の採用数が増加していることが分かった。地方中小企業では、取引や在宅勤務などの仕事面、説明会や面接などの採用面をオンライン化することで、場所による不利を解消できる可能性があることが分かった。
 ただ、現状、地方中小企業はオンライン化を行っている最中である。さらに、新型コロナウイルス関連は、まだあまり研究蓄積がない分野であり、今後、どう移り変わっていくのかが見通せない部分がある。「東京一極集中型社会の是正」という課題解決の足掛かりとするためには、新型コロナウイルス収束後の状況まで継続的にフォローする必要があるだろう。
講評  コロナ禍によるオンライン化の急速な進展で、職場に行かなくても仕事ができるようになったことは地方企業、特に中小企業にとっては福音だったと思われる。しかしその検証については、地方、中小企業といっても多様性があり、対象を絞り込む難しさはあっただろう。今回の聞きとり調査で得られた知見をもとに、今後の動向を追ってみてほしい。
キーワード1 地方中小企業
キーワード2 新型コロナウイルス
キーワード3 労働市場
キーワード4 東京一極集中型社会
キーワード5  
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