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学科 産業関係学科
年度 2021
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 働き方の多様化を実現させるための制度-週休3日制を例に-
内容  本論文では、数ある働き方の多様化を実現させるための制度のうち、「週休3日制」について焦点を当てた論文である。まず雇用モデルや制度の歴史を振り返り、働き方の多様化を実現させるための制度について分類、整理を行った。そして、週休3日制について、導入背景や導入状況、制度のケース分けを行った。また、現在制度を導入している企業の社員に聞きとり調査を実施した。リクルートとみずほ銀行の2社を対象として、各社1名ずつを調査対象者とした。
 聞きとり調査の結果から2社を比較するとともに、これまでの諸制度と週休3日制との比較を行い、考察を深めた。それぞれの比較から得られた知見としては、「週休3日制は社内で完結する制度ではなく、社外に目を向けさせる一面を持つ制度である」ということである。導入されてから日が浅い制度ではあるが、今後、働き方の多様化を真に実現させるための方策として、常態化が期待される制度である。
講評  「週休3日制」が単に今の職場での働き方を柔軟にするためだけではなく、休日を活用して社外に目を向け、複線的なキャリアを構築するための手段となり得るという捉え方が興味深かった。その点に労使共に意義を見出せなければ、週休3日制が広がりを見せることは困難だろう。2社の事例からも、まだ緒に就いたばかりであることがうかがえる。
キーワード1 働き方
キーワード2 多様化
キーワード3 週休3日制
キーワード4 制度
キーワード5  
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