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学科 産業関係学科
年度 2021
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル コロナ前後の塾講師への心理的、物理的負担の変化
内容  本論文では、コロナ前後の塾講師への心理的負担、物理的負担の変化について検討した。具体的には、塾講師がコロナによってどのくらいコミュニケーションの増減があり、心理的に負担や不安、悩みを抱いていたのか、作業量の増減により物理的な負担があったのか、その影響を被っているのかについて分析する。さらに、塾講師の働き方や、長く働いていく原動力といった側面にも注目した。
 分析に際して、コロナ禍ではどのような点で負担や不安があるのかに関して、4人の塾講師に聞きとり調査を実施した。また、負担があった場合、なぜ塾講師という仕事を続けることができるのかについても、勤務先の人間関係に着目しながら、その結果を考察した。
 今後、塾講師やそれに関連する仕事に従事する際に、安心して継続的に働いていくためにはどうするべきなのかについて、より活発に議論を展開し、現状を変えていく必要があるだろう。現状を維持するのではなく発展させていくことが、塾講師という仕事やアルバイトのあり方の改善に求められる視点であるといえる。
講評  学生アルバイトの定番である塾講師はブラックと称されることも多いが、コロナ禍で公教育でさえもが混乱する中で、生徒の日常の学びを死守するべく奮闘する塾講師の様子がよく描かれていた。ともすれば過剰適応が生み出されがちであり、職場の人間関係のよさもそれに拍車をかけていそうだが、それでもこういう働き方は悪くないかもしれない。
キーワード1 塾講師
キーワード2 新型コロナウイルス
キーワード3 物理的負担
キーワード4 心理的負担
キーワード5 原動力
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