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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | IT・ICT導入が働き方に与える影響 |
内容 | 現在、ITの技術が急速に発展してきており、そうした技術を導入する企業が増えてきている。それにより、労働者の働き方に大きな影響を与えるとされている。そのため、IT・ICT導入が働き方にどんな影響を与えるのか、知るべきである。 本論文では、IT・ICT導入により生じるメリット・デメリットを理解したうえでどんな問題があり、どう解決することができるのかまとめた。 第1章では、IT・ICT導入の現状についてまとめ、IT・ICTとはそもそもどういうものか、どの程度導入されているのか、政府の取り組み状況などについて書いた。 第2章では、IT・ICT化によるプラスの影響とマイナスの影響についてまとめた。デジタルデバイトや職業紹介による様々な影響、改善するべき点について書いた。 第3章では、IT・ICT化による女性、障がい者、高齢者の働き方への影響についてまとめ、導入によってどのような変化があるのか、どうすればうまく付き合っていけるのかということについて述べた。 第4章では、テレワークを通じた働き方についてまとめ、テレワークによって生じるメリット、デメリット、具体的なテレワークの課題について述べ、テレワークとうまく付き合っていくための改善策などについて書いた。 |
講評 | 卒論を読んで第一に感じたことは、卒論が二極化しているということである。卒論執筆者本人が知りたい、解決したいと考えているテーマを扱っている卒論は、テーマ決定に手間取っても、一度テーマが決まったならば進捗は早かった。もちろん、卒論検討のゼミでは、それでもここはなぜこう考えるのかとか、こういった視点から考察した方よいのではないかなど、指摘すべきことは多々あった。しかし、執筆者本人が切実さをもって書いている卒論は、このように執筆者本人と教員とのあいだで卒論を通して対話することが可能であった。それに対し、なぜそのテーマをとりあげるのか、テーマ決定があいまいである場合は、進捗が遅いのみならず、手軽にアクセスできる文献にあたり、一通りまとめるのみで終わりがちで、内容以前の問題をクリアーすることに時間を取られていた。 どうしてこのような違いが生じるのか。はやはり、大学で学ぶということに対する卒論執筆者本人の向き合い方の違いを反映しているのであろう。学ぶことをあくまでも机上のことと考えるか、机上で知ったことが他ならぬこの自分に降りかかることでもあると認識するかの違いである。皆さんには知ることは自分を守ることでもあることを知っておいてほしいと思う。 辛口の講評を書き連ねてしまった。しかし卒論を読むと、若いということ、新しい時代しか知らないということはリスクはあるものの、中高年はもはや持ち得ていない高感度のアンテナを保有していることでもあるということを、強く感じさせられもした。今年の卒論では、親ガチャやメンバーシップ型雇用に付きものの転勤、女子学生が一般職を進んで希望すること、オンライン勤務、奨学金問題等が取り上げられていた。まさに今、社会を揺るがしている問題ばかりである。こういった事柄をテーマとして設定する点に、今の20代のアンテナが現れていると思う。ともあれ皆さんの未来が光に満ち溢れていることを強く願っている。 |
キーワード1 | IT・ICT |
キーワード2 | 賃金格差 |
キーワード3 | デジタルデバイド |
キーワード4 | テレワーク |
キーワード5 | |
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