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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | 組織が活きるリーダーシップの在り方とフォロワーシップの関連 |
内容 | 本論文では、筆者が高校と大学で計7年間取り組んできたヨット競技(高校は個人競技、大学は団体競技)において、団体競技では苦い結果しか残せなかったという経験があり、チーム力の乏しさを痛感した事から、組織が活きるリーダーシップの在り方とフォロワーシップを発揮する為に必要な人柄や重視すべき点について分析をしている。本論文の分析のために、同志社大学体育会ヨット部の部員へのインタビュー調査をもとに参与観察を実施した。 調査の結果、リーダーがチームにもたらすリーダーシップは、チームの雰囲気づくりや方向性には影響を及ぼすものの、戦績には直接的な影響を及ぼさない事が明らかとなった。また、フォロワーによるリーダーへの働きかけと共に下級生への情報開示の頻度が多いほど、チームとしての成熟度が高まり、組織としての結果が表れやすい傾向がある事が明らかとなった。 筆者の問題意識の展開には企業を対象としたケース研究を深めることが必要である事はいうまでもないが、少なくとも身近なヨット部のケースにおいては、フォロワーの存在が非常に重要であり、リーダーはフォロワーを活かす環境作りが重要になってくることが想定される。 |
講評 | 組織成果に対してリーダーシップとフォロワーシップがどのように影響を及ぼすかということについて、参与観察とインタビューから明らかにしようとしている。自らの経験を生かしたユニークな研究に仕上がっている。プロアクティブ・フォロワーシップとM型リーダーシップの組み合わせが組織成果を高めるという結果は納得できる。文献の読み込みをもう少ししていれば、さらに良い論文に仕上がっていただろう。 |
キーワード1 | リーダーシップ |
キーワード2 | フォロワーシップ |
キーワード3 | PM理論 |
キーワード4 | フォロワーシップ行動の3次元モデル |
キーワード5 | |
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