詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 松山 一紀 |
タイトル | 日本における健康経営の現状 |
内容 | 卒論文では、近年注目を集めている健康経営に着目し、健康経営について明文化したうえで効果や日本の現状、今後の課題について考察した。健康経営は近年、労働市場において注目を集めるが、注目を集めるようになった理由は、少子高齢化や労働力不足、社会保障費の増大、働かせ方に対する人々やメディアの意識が高まっていること、人件費の高騰などの日本の社会問題を解決する糸口となるからである。 健康経営の効果としては、従業員の健康増進や生産性向上、企業価値や業績の向上など 様々であり実に多い。しかし、非常に大きいメリットをもたらすにも関わらず、日本全体を見ると、取組みに着手している企業はごく僅かであることがわかった。また、着手できない原因は、取組みの実行を率先できるスペシャリストの不足や評価の明確なあり方がないことであるとわかった。政府をあげてガイドブックの作成や健康経営先進企業を評価するなど創意工夫し、社会全体に浸透させようとするも実現できていない現状にある。今後は健康経営について周知を図り実践を促すだけでなく、十分な効果を実現できるかどうかに着目し、健康経営を実践する中で機能できる人材の育成や適切な評価・発信ができる基盤をつくることが課題になると考える。 |
講評 | 近年話題になっている健康経営についてのサーベイ論文である。労働力の再生産のためには、従業員の健康を維持することが、企業として当然のはずであるが、依然として、健康経営に取り組んでいる企業はごく僅かしかないことが本論文によって明らかにされている。それがどうしてなのか、という点についてもう少し掘り下げてほしかった。また、健康経営の歴史についても教えてほしかった。事例については、興味深い内容であったと思う。 |
キーワード1 | 健康経営 |
キーワード2 | メンタルヘルス |
キーワード3 | 健康投資 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |