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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 子どもの成長と子育てにおける絵本の役割――子どもの「生きる力」を育てるために――
内容  核家族化や都市化の進む現代社会において、親は子育ての不安や悩みを内に抱え込んでしまいがちである。子どもとのかかわり方、子どもの愛し方がわからないという親は多く、必然的に、親に愛されていないと感じている子どもも増えているといわれる。子どもにとって生きる基盤ともなるべきゆたかな親子関係が損なわれたとき、子どもの人生に与えるその影響は、はかり知れない。子どもの心身の健やかな成長のためには、「愛される経験」が欠かせないのだ。筆者は、絵本を介して親子がつながり合うことで、その関係をよりよくし、子どもの生きる力を育む手助けができると考え、本稿のテーマとした。絵本の持つ力について少しでも知ってもらうことを目的としている。まずは絵本の「読みきかせ」に焦点をあて、子どもが小さい頃からの、身近な大人による絵本の読みきかせの重要性について述べる。次に、子どもにとっての本当によい絵本とは何かを考察し、さらには絵本の中身に目を向け、その物語や登場人物の姿から何を学ぶことができるかについても考察する。そして最後にそれまでの内容をふまえ、絵本が子育ての強い味方になるということを述べる。
講評 子どもの成長や子育てを支える絵本の役割について論じている。子どもと親との双方が、いかに絵本から多くを学び、親子関係を豊かにするかについて、筆者のあたたかいまなざしのもとで、具体的な絵本の内容を取り上げつつ考察がなされている。
キーワード1 子どもの成長
キーワード2 子育て
キーワード3 生きる力
キーワード4  
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