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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | フィンランドのユニークな教育 -競争といじめをなくす取り組み- |
内容 | この論文では、競争がないことやいじめをなくす取り組みについて日本からみれば、本当に注目する点を取り上げている。第一章では、フィンランドの教育制度の概要と特徴を捉える。第二章は、競争をせずに子どもたちが学習するように促す工夫について①自ら学ぶ・②教師の権限および質・③クラス編成・④教科書という4つの面から考察する。第三章はフィンランドで開発されたいじめ対策プログラムのKivaプログラムという取り組みについて言及している。結論として、学習の目的や意義の違いと教科書の位置付けと正答についての考え方の違い、これら2つの違いが、フィンランドと日本では大きく異なる。またフィンランドは学習面ではバラバラのカリキュラムで柔軟性があっても、いじめ対策では統一性がある。筆者は、競争といじめをなくす取り組みを探って、フィンランドのユニークな教育にさらに理解を深めたい。これは日本の教育の考え方を改める一助になると考える。 |
講評 | 3年次(2020年度)に「教育文化学演習Ⅰ」「同Ⅱ」の第4クラス、すなわち、「西洋教育文化ゼミ」で学んだ14名は、4年次(2021年度)に12名が卒業論文、2名が卒業研究を提出しました。3年次も4年次も春学期の全体と秋学期末の1月には、コロナウィルス感染防止のためにゼミをオンライン式(Zoomミーティング)に変更せざるをえず、教員側から振り返れば、従来の形態での卒論・卒研指導は必ずしも満足には行えませんでした。 しかし、全員が、自分で設定したテーマについて史資料を探し集め、それらを読み解いて検討を進め、考察した内容を分かりやすく伝える構成を工夫しながら卒業論文(2万字)または卒業研究(14万字)にまとめ上げられたことは、とても良かったと私は思います。それには個人による努力はもちろんですが、卒論の場合、ゼミで研究の中間報告とそれに基づく質疑応答や意見交換を重ねていたことも役立ったとすれば、ゼミの主宰者として幸いです。 |
キーワード1 | フィンランド |
キーワード2 | 競争 |
キーワード3 | いじめ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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