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学科 教育文化学科
年度 2021
ゼミ名 兒島 明
タイトル 環境教育と消費者教育が接点を有する新しい学習領域の必要性―小・中学校の環境教育と消費者教育の実践を中心に─
内容  近年、持続可能な開発というキーワードとともに「持続可能な消費」が注目を浴びている。消費の環境に与える影響が研究者たちの関心を集めることにより、自然に環境教育と消費者教育に多くの関心がよせられ、各々の教育分野から多様な学問的アプローチが行われている。このアプローチは理論としての研究レベルを超え、実際の学校教育現場を中心とした実践につながった。本論文ではこうした学校教育現場で行われている実践事例を土台に、持続可能な消費を実現のための新しい学習領域として環境教育と消費者教育の接点の学習領域に注目する。
講評  環境と消費が密接に関連することでさまざまな問題が生じているにもかかわらず、環境教育と消費者教育が照準するテーマとその実践は、それぞれの関心に偏っており、両者の関連性への認識を欠く傾向にあることを指摘した。それを「接点の学習領域」の構築により乗り越えようとする意欲的な論考である。ただ、実践の分析が専ら二次資料を用いてのものであったため、実践を通じて立ち上がる課題は何かという問いが残った。一次資料を用いた事例分析ができれば、さらに議論を深めることができただろう。
キーワード1 環境教育
キーワード2 消費者教育
キーワード3 持続可能な消費
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