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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | 居住環境の変化から見る高齢者福祉施設のこれから――認知症高齢者のケアを中心に―― |
内容 | 脱施設化の観点から入所施設が縮小され地域での居住が勧められる流れにある現代だが、実際の在宅居住に関する制度は十分であるとはいえない状況にある。本稿では居住環境としての施設の形態変化を研究することによって、認知症高齢者のケアを中心として高齢者の居住環境がどう変化していくべきか考察する。まず、居住福祉の歴史に関して概要を述べ、人間関係やケアなどの課題を抱える中で職員・家族・利用者本人の声に応じて施設が遂げてきた規模の変化、住宅と施設の歩み寄りの流れを追う。次に、小規模化により登場してきたグループホームを例に挙げ、居住環境の違いによって利用者である高齢者自身に及ぶ影響、認知症の進行にも関わる環境の変化について考えていく。最後に、現在推奨されつつあるユニットケアの重要性を、単純にハコとして施設を考えるのではなくケアの中枢としての存在を重視する立場から考察を深め、居住環境として在宅と施設を個人の意志で選べることの重要性を論じていく。 |
講評 | 高齢者福祉施設のあり方について、居住という観点から考察したものである。グループホームやそこでの認知症ケア、またユニットケアを取り上げつつの考察は、生活の場としての施設における居住環境の重要性について、認識を新たにさせられる。 |
キーワード1 | ユニットケア |
キーワード2 | 居住環境 |
キーワード3 | 認知症高齢者 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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