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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 兒島 明 |
タイトル | 矯正施設における教誨師の役割と課題 |
内容 | 本稿では、矯正施設における教誨師(特に浄土真宗の教誨師)の役割と課題について検討した。矯正施設の中でも特に刑務所の被収容者を取り上げて論じていく。また、本論の問題意識は被収容者の社会復帰がテーマであるため、死刑囚や終身刑の被収容者の受ける教誨については触れず、さらに、薬物依存者や何かしらの依存者の犯罪者がいる中で一つに特別焦点を当てるということもせず、被収容者の全体を見て考えて考察した。 |
講評 | 刑務所に収容されている者の社会復帰の過程において重要な役割を果たしながらも、社会的認知度が高いとは言えない教誨師に注目した興味深い論考である。教誨師の役割とその歴史を概観した上で、浄土真宗の教誨に焦点を絞って、教えの背後にある宗教的な基盤を確認しようとしている。教誨という営みを教誨師自身がどのようにとらえているかについて、当事者へのインタビューを実施できなかったのは残念であった。問いを明確にして、より早くから調査設計できればよかった。 |
キーワード1 | 教誨師 |
キーワード2 | 矯正施設 |
キーワード3 | 社会復帰 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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