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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 空閑 浩人 |
タイトル | がんで配偶者を亡くした家族への支援――当事者の声から考えるグリーフケアの在り方―― |
内容 | 本稿では、がんにより配偶者をなくした家族の悲嘆やその過程を、先行研究を参考にしつつ、実際に死別を体験した人々の話を分析することで、グリーフケアの必要性を示唆する。その上で、支援者の役割やグリーフケアの今後の展望・課題などについて考察する。初めに、死別による悲嘆が引き起こす死別反応や、亡くした人の違いによって異なる悲嘆の特徴について述べる。次に、グリーフケアについてその概要を記し、日本におけるグリーフケアの実践の現状・研究の状況に着目することで、グリーフケアについての更なる議論の必要性を示唆する。次に実際にがんで配偶者を亡くした家族の、悲嘆に関する話をもとに分析を行う。さらに、その分析を踏まえてグリーフケアにおける予期悲嘆過程からの包括的な当事者理解の必要性を論じる。そして、グリーフケアの今後の展望としてグリーフケア体制の構築の必要性やグリーフケアにおいてソーシャルワーカーに期待される役割に言及する。最後に、グリーフワークの更なる発展に関する今後の課題について考察したいと考える。 |
講評 | 大切な家族と死別した人々へのグリーフケアについて論じたものである。がんで配偶者を亡くした家族を取り上げ、日本におけるグリーフケアの意義や必要性について、あくまでも当事者の声やその状況に寄り添いながらの考察は、説得力に富む。 |
キーワード1 | 悲嘆 |
キーワード2 | 死別 |
キーワード3 | グリーフケア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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