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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2021 |
ゼミ名 | 兒島 明 |
タイトル | 日本における共食の今後の在り方―共食の変容と現状から考える― |
内容 | 本論文て?は、食育の一施策として推進され、様々な効果か?期待されている「共食」について、共食か?行えない状況に注目し、共食や社会の変容なと?から今後と?うあるへ?きかを検討した。得られた知見は以下の三点に整理て?きる。第一に、共食か?行えない状況には、ライフスタイルの変化や高齢化なと?の社会的な背景か?理由となる場合と、会食恐怖症のように誰かと食へ?るということ自体か?困難となる場合か?あった。第二に、社会構成の基本単位となる家族の共食の変容に注目したところ、家族や食の外部化・個人化か?現在の食をとりまく問題に繋か?っていた。また、日本の食空間にはもともと「個」の要素か?あると考えられたものの、日本の飲食の感性を踏まえると時間や空間を越え、自然なと?との共食も可能となる日本的な共食観か?存在していた。第三に、今後も変化し続ける社会の中て?は、日本の共食観を踏ま えた様々な食の形態の選択肢か?存在していた。 |
講評 | 「食」を介した人のつながりの可能性を、とりわけ、昨今、食育との関連でも取り上げられる「共食」に注目し、追究した。多くの文脈で手放しで「よいこと」とされる「共食」であるが、本研究は、歴史的な検討や学校給食に拒否反応を示す事例の検討などを通じて、現在イメージされる「共食」は必ずしも日本的な伝統ではなく、また、場合によっては個人を圧迫する営みであることを明らかにした。そうした知見がどのような「共食」の可能性につながるのかは必ずしも明確ではないが、見えない存在との食を介したつながりや子ども食堂におけるつながりに、確かにヒントはありそうである。 |
キーワード1 | 共食 |
キーワード2 | 社会の変容 |
キーワード3 | 飲食の感性 |
キーワード4 | 食の形態 |
キーワード5 | |
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