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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | Iターン移住者と地域を取り巻く現状と課題 |
内容 | 昔から存在していた地方移住という概念は、近年新たなライフスタイルを構築するという意義を含むようになってきた。就職や結婚といったライフステージの転換に伴う移動のみならず、見ず知らずの土地で新たに生活を営むというIターン移住も流行の兆しを見せている。Iターン移住では、移住者に地域産業の担い手になってもらい、地域活性化を促進しようという地域の期待があり、特に次世代につなぐことのできる若者を移住者として迎えたいという地域も少なくない。しかしながら、移住政策には課題も山積している。移住者をどのようにして定住させるのか、移住者は何を生業として生活していくのか。自治体が行っている移住資金補助などもあるが、期間に限りがあるものがほとんどで、定住につなげることが難しい。移住者を迎えたい地域と移住者自身がそれぞれに求めることは何なのかを追求することが、地方移住の促進、移住者の定住につながるのではないかと考えられる。 |
講評 | いわゆるIターンについて、地方の活性化の方途としてプラスにとらえられることが多い。しかし、本論文で記録されているインタビューにおいては、高知県を事例にリアルな実態を聞き出すことに成功している。自治体は人口の呼び水として制度を設計して補助金を出しているものの、それは移住する方にも受け入れる方にも有効に生かされていない。では、どうすればIターンが有効なものになるのか、もう一歩踏み込んだ展開が欲しかった。 |
キーワード1 | Iターン移住 |
キーワード2 | 地域活性化 |
キーワード3 | 若者 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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