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学科 社会学科
年度 2022
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 夫婦の家事分担 ?男女平等を目指す意義?
内容 卒業論文における目的は、主に2つである。1つは、性別役割分担が夫婦や世帯に与える影響やその効果を明らかにすること。そしてもう一つは、夫婦間における性別役割分担の不均衡を見直すべき理由を示すことである。
 そこで第2章では、夫婦間の家事分担を形成する要因となるものは何かを明らかにし、第3章では夫婦間の家事分担の偏りが世帯や夫婦のどのような影響を与えるのかを、第4章ではインタビュー調査から共働き夫婦の家事分担の現状分析を、結論では、なぜ家事分担の偏りを見直す必要があるのかについて意義を示す。
 これにより、女性の働き方や社会活動を制限してしまっていると考えられる家事分担の見直す意義を明らかにすることで、女性が家事労働に必要以上に縛られることなく、男性と同じように社会的で活躍できるようになることを願っている。
講評 夫婦は家事を平等に分担するべきなのは当然だが、それをさまざまな先行研究を整理しながら論じており、そこはこの論文の優れた点である。また、対照的な二組の夫婦へのインタビュー内容も興味深かった。しかし、問題は分担の違いを生んでいる要因は何かである。もちろん制度や意識も重要だが、夫婦それぞれが育った環境、受けた教育、職業の構造など、社会学的な要因について掘り下げるとさらに良い論文になったのではないだろうか?
キーワード1 家事分担
キーワード2 男女平等
キーワード3 仕事と家事
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