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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 豊能町が目指すべき地域活性化 |
内容 | 「消滅可能性都市」。この言葉は、2014年に発行された元総務大臣、増田寛也氏の著書『地方消滅』の中で使われる表現で、全国896市町村名を具体的に列挙している。その内容は、少子化や人口移動に歯止めがかからず、2010年から2040年までの間に、20~39歳の女性人口が5割以下に減少する市町村と定義されている。その中に、私が生まれ育ち、現在も住み続けている「豊能町」が含まれていた。このことは筆者にとって衝撃的な事実であり、地元がなくなるかもしれないという危機感を覚えた。そのような研究動機をもとに、本論文では豊能町の地域活性化の手法を考える。 豊能町の課題の一つに、空き家問題がある。これは筆者自身が実感していると共に、今回インタビュー調査をしたEMMA COFFEEの中西さんのお話でも明らかになった。そこで、空き家対策の二つの先行事例を調査した。その内容を踏まえ、豊能町を西地区と東地区に分けて、適切な地域活性化の手法を検討した。 |
講評 | 研究対象が明確であり、他の成功事例との比較と提言までなされていて、優れた研究だと思った。さらに、インタビュー事例でも紹介されているように、コロナ禍の影響でむしろ人口減少地域への移住を考える人が増える一方で、それを「地元」とつなぐ役割を果たせる人が少ないという点、それは自治体が政策的に推進するよりも「場所としての珈琲店」のような自発的でオリジナルな主体が中心となるべきだという点も大変興味深かった。 |
キーワード1 | 地域活性化 |
キーワード2 | 空き家問題 |
キーワード3 | 豊能町 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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