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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | アイドルエンターテイメントにおけるアイドル消費 ファンはアイドルを消費しているのか |
内容 | アイドル戦国時代といわれる令和において、アイドルを「推す」という行為は一般的な趣味になりつつある。筆者はアイドルを「推す」という事はアイドルエンタメの消費行動ではなく、アイドル自身の消費行動ではないかと考えた。SNSなどが普及した今、 アイドルが生産するエンタメとプライベートの境界線が曖昧になり、エンタメを享受するだけのはずが、アイドル自身を消費していると言えるのではないだろうか。そこで様々なジャンルのファンにインタビュー調査を行い、自身の消費行動や推し方について振り返ってもらった。結果、意図せずとも少なからずアイドル自身の消費が行われているという現状が顕になった。ファンはアイドルを推す上で自身の行動がエンタメの消費なのかアイドルの消費なのかを意識する事、またアイドル自身のキャラクターと素の部分を差別化し、混同させない事で無意識に行われるアイドル消費を抑えられるのではないだろうか。 |
講評 | アイドルエンタメの消費とアイドル自身の(プライベートの)消費を区別して、後者を抑制していくためにファンはどうすればいいのかという問題意識は、マスコミ時代のアイドルからSNS時代のアイドルが中心になった現在特有のものであり、そこがこの論文の優れた点だと思った。他方で、SNS時代のファンにとって、アイドルの後者の部分を意識せざるを得ず、むしろそこをどう打ち出し受け止めるか、これからの面白さでもあると思う。 |
キーワード1 | アイドル |
キーワード2 | 消費行動 |
キーワード3 | 推す |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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