詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | ファッションの多様化で社会の多様化を促進させることは可能か |
内容 | 社会の多様化とは、これまでも社会の中に存在しながら、その他大勢とは異なった特徴、価値観をもつという理由で理解を得ることができず、虐げられていた人々に社会の目が向けられるようになったことを指す。また、昨今の世の中では、価値観や生き方などを表す自己表現のツールとしてしばしば利用されているファッションも多様化の一途をたどっているように思われる。(比較的に男は男らしく、女は女らしくといった古風な考え方が浸透している日本においてもモード系と呼ばれるファッションを好む男性はスカートを履き、ストリート系を好む女性はぶかぶかのデニムを履いている。) 筆者はそこにファッションが多様化すれば社会の多様化も促進されるという関係性があると考えた。本稿では、文献やココ・シャネル、REBIRTH GARMENTSといったブランド、そしてインタビュー調査からその関係性を明確化する。また、ファッション業界と我々を結びつける役割を担うSNSが現代の世の中でどれほど影響力を持ち、多様化の促進に貢献しているかについても述べる。 |
講評 | デザイナーたちは、時代に対して問題提起をするようなファッションを提案してきた。彼らはマイノリティである一方で、大きな影響力をおよぼしてきた。本論文の優れた点は、SNS時代になって、その構造が変わったことを指摘している点である。多くの人が発信力を持ちうるようになったが、果たしてそれは社会の多様性につながっているのか?逆にファッションの画一化ももたらしていないか?その辺りをもっと掘り下げるとよかったと思う。 |
キーワード1 | ファッション |
キーワード2 | ファッションの多様化 |
キーワード3 | 社会の多様化 |
キーワード4 | SNS |
キーワード5 | |
戻 る |