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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 大学生の友人関係の実態と心理 |
内容 | 本論文では、大学生の若者の友人関係についてのインタビュー調査とアンケートを用いて、実態を調査しているものである。まず先行研究より過去の大学生の友人関係の実態の変遷を確認した。その中で、伝統的青年観、希薄化論、多元化論、同質化論等の友人関係の特徴が判明した。そこでインタビュー調査を通して、所属するコミュニティ、友人関係の実態、友人関係に対する価値観等を調査した。加えてSNSの友人関係の影響を確認するための質問とSNSにより孤独を感じるという情報から孤独感の調査も行った。アンケート調査では、友人関係の考え方を計るために、友人関係の満足度を調査するアンケートをオンラインで行った。その結果、1「広く浅く」ではなく「狭く深く」、2相手の親密度や関係によって態度を変える、3友人の本音の部分はわからない、4約八割の人間に親友と呼べる友人が存在している、四点を持つという結論に至った。希薄化論の一部分や多元化論と同じような形にあるという結論に達した。 |
講評 | 大学生にとって友人関係が重要であることは言うまでもないが、評者のように経済成長時代に生まれ育った人間にとって、友人とはお互いの人格的成長のために刺激を与え、時には議論を闘わせる存在だった。現在の大学生を見ていると、むしろ友人関係そのものを維持していくことを重視しているように感じていた。この論文を読んで、そのことをかなり確認できたと同時に、そのような状況に筆者が違和感を感じている点にも親しみを感じた。 |
キーワード1 | 友人関係 |
キーワード2 | 若者 |
キーワード3 | 大学生 |
キーワード4 | 満足度 |
キーワード5 | 孤独尺度 |
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