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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 森 千香子 |
タイトル | 持続可能な社会の形成とアクターたちの取り組み―琵琶湖におけるプラスチックゴミに関する啓発活動の事例から― |
内容 | 近年、行政においてプラスチックゴミに対する意識が高まりつつあり、地域の団体や個人においても多様な啓発活動が行われている。本稿では筆者が生まれ育った滋賀県をフィールドとして、琵琶湖のプラスチックゴミ問題に関する啓発活動に取り組むアクターらに調査を行った。そこで彼らの活動や目的を明らかにしたうえで、その意識や影響力について研究した。また、子供から年長層まで幅広い年齢が啓発活動に参加している中、アクターらが行う啓発活動を教育という観点からも分析を行っている。 我々が普段取っている行動と環境のための合理的な選択には数々の社会的ジレンマが存在する。コロナ禍でプラスチックゴミが増え続けている中、これからの持続可能な社会のためには何が合理的な選択あり、我々はどのような行動をとるべきなのだろうか。また、人々の意識を変えていくためには何が必要なのであろうか。アクターらへのインタビュー調査でその答えが明らかとなった。 |
講評 | 環境問題への強い関心と環境汚染への深い懸念をどのように社会学的研究に接続するかということを模索し、琵琶湖におけるプラスチックごみ問題にさまざまなアプローチで取り組む団体や個人の活動実践という主題に行き着いた。環境社会学、環境運動史に関する文献を読み込み、また当事者への丁寧な聞き取りを行い、それを通して21世紀のプラスチックごみ問題に関わる団体、個人の実践を、より広い環境運動の歴史に位置づけようと試みた点について評価したい。 |
キーワード1 | 社会的ジレンマ |
キーワード2 | 琵琶湖のプラスチックゴミ |
キーワード3 | アクターの啓発活動 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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