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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 藤本 昌代 |
タイトル | 職場のメンタルヘルスに関する二次分析 |
内容 | 現代の日本では、勤労の義務が憲法によって定められていて、嫌でも働かなければならないことになっている。しかし、職場でやりたくもない面倒な雑務をやったり、考え方や感覚の異なる複数の人たちが一緒に仕事をしている以上、仕事でストレスがないということはありえない。仕事が原因でメンタルに不調を来してしまう人は大勢いる。嫌でも働かなければならないが働くとストレスを感じてしまうというジレンマを解消する方策として、職場においてどういう人がメンタルに不調を来しているのかを明らかにすれば良いのではないかと考えた。研究方法としては、SPSSを用いた二次分析を行う。分析の結果、女性、世代が若い人、学歴が大卒未満の人、配偶者がいない人、貯蓄や年収が少ない人など、社会的に弱い立場にいるといえる人々が職場においてメンタルに不調を来しやすい傾向にあることが分かった。少しでも多くの人が快適に働くことができる社会を作るためには、国民一人一人が自分も社会を構成している一員だという自覚を持つことが必要だろう。 |
講評 | 本稿は日本の労働者の過重労働に着目し、職場におけるストレスについて分析したものである。分析では、ストレスが高い状況にある人々を性別、世代別、従業の地位別、学歴別、労働時間別、企業規模別等々の属性比較を行っている。分析の結果、女性がコロナ禍でのストレスを高めていたことが示されている。統計的分析手法についての理解を深められていれば、より論理的な分析を行うことができたと思われる。 |
キーワード1 | 仕事 |
キーワード2 | メンタルへルス |
キーワード3 | 二次分析 |
キーワード4 | 女性 |
キーワード5 | 配偶者 |
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