詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 藤本 昌代 |
タイトル | 中学生の進路選択意識と性別の関連 |
内容 | 本稿では、中学生が自身の将来についてどのような意識で選択を行っているのかを、性別と関連付けて検討した。中学3年生107名を対象にアンケート調査を行い、「性別役割分業意識」、「ワークライフバランス意識」、「進路選択の決定要因」の3つの視点から分析を行った。結果として、女子生徒の方が仕事の充実を重要視しており、性別役割分業に対して否定的であった。さらに、女子生徒の方が大学進学を目標としている割合が高かった。しかし、中学卒業後の高校選択では、男子生徒の方が高校卒業後の進学・就職を考慮した選択を行っており、女子生徒は高校在学中の学生生活を重要視して選択を行っていた。女子生徒は「仕事に重きを置いた生活を送りたい」という意識はあるものの、実際には、日々の充実を大切にする選択を行っていると考えられた。 多くの情報が溢れている中、中学生がどのような情報を頼りにして、また、どのような生き方をロールモデルとして、将来について考えればよいか難しくなっていると言える。 |
講評 | 本稿は中学生への将来への展望と進路選択の要因について実査を行っているもので、調査の準備段階から、調査の交渉、調査項目の調整、被調査中学との関係性構築、データ入力等々の努力を積み上げている。分析結果では、生徒としての関心を進学目的とする女子に対して男子は就職につながることを想定し、進学目的にする傾向、女子の方が男子より、SNS、保護者からの影響を強く受ける傾向があることを発見している。 |
キーワード1 | 進路選択 |
キーワード2 | 性別役割分業 |
キーワード3 | ワークライフバランス |
キーワード4 | 中学生 |
キーワード5 | |
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