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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 通信制高校における進路形成と高校に期待される役割について |
内容 | 本稿では、通信制高校に在籍する生徒数やその進路の特徴から、通信制高校へどのような役割が期待されているのか、学校基本調査を用いて分析を行った。まず全日制高校と通信制高校の生徒数の推移を見ることで、通信制高校への需要の高まりが明らかになった。その後、教育方法が大きく異なる私立高校と公立高校に分類して、それぞれの学校の設置数、卒業者全体に占める大学進学者、専門学校進学者、就職者などの進路別に分析を行った。その結果通信制高校の中でも私立校の在籍者が増加傾向にあることが分かり、通信制高校の生徒数の増加原因は私立高校の在籍者の増加であったことが判明した。また、卒業者の進路の変遷を分析することで、私立の通信制高校に対して、大学進学をサポートする場所としての期待が徐々に高まっていることが判明した。 |
講評 | 自分自身の教育経験を踏まえて通信制高校を研究対象とした。問題意識はクリアで、私立の通信制高校がなぜ拡大してきたかという点にある。学校基本調査のデータを30年間にわたって収集しグラフ化した資料は情報量が豊かであり、進学を中心として私立通信制高校が拡大してきたことがよくわかる。研究課題とデータの読み方をもう少し整理すれば、さらに深い探求が可能である。 |
キーワード1 | 通信制高校 |
キーワード2 | 進路 |
キーワード3 | 期待 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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