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学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 教師が抱える問題―部活動との関係性― |
内容 | 教師が抱える問題には長時間労働・不払い労働・荷重負担などがある。そして、これらの教師が抱える問題のうち長時間労働に関しては部活動が主な原因になっていることが分かった。また、ほとんどの教師の労働時間が過労死ラインを超えていることが分かり、ブラックな学校現場が浮き彫りになっている。調査の結果からは、長時間労働や不払い労働を解決するためには、給特法を見直さなければならないということが言える。また、人手不足を解消するために、離職者数を上回るよう教員採用者数を増やすべきである。部活動問題に関しては、本来教育過程外である部活動を担当したくない教員や部活動指導を献身的に行っている教員に対しては、長時間労働や荷重負担を解決するために、国や地方自治体が予算を増やし外部委託の数を増やす、または部活動を地域活動の一貫とするべきである。 |
講評 | 教師の労働問題を先行研究のレビューとインタビュー調査から明らかにしようとした論文である。はじめに教師労働の抱える問題点が内田良を中心とした諸研究のレビューから提示される。法律が教師の労働に残業を認めない規定と部活動という「時間外労働」が絡んで問題を形成していることがよくわかる。7名の教師のインタビューもそれを裏付ける形で配置され、全体として「形の良い」論文となっている。 |
キーワード1 | 長時間労働 |
キーワード2 | 荷重負担 |
キーワード3 | 部活動 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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