詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 高校生の不本意就学と学習意識・学校生活における取り組みの関係 |
内容 | 令和元年度に高校進学率は98.8%にのぼり、高校への進学はいまやほとんどの人にとって当たり前のこととなっている。そのような状況において、第一志望以外の学校に「不本意入学」する生徒や、学校生活への不満を抱えながら「不本意通学」する生徒は常に存在している。本稿では、入学時の在籍校に対する本意/不本意感が入学後にどのように変化しており、その要因は何であるのかを明らかにすることによって高校生が就学への不本意感を解消させるきっかけを探るべく、志望度と通学本意度に着目し、高校生の「不本意就学」と学習意識や人間関係、部活動等といった高校生活における様々な取り組みとの関係の分析を行なった。その結果、高校に進学する際に明確な目的や積極的な理由を持って学校を選択し、入学することができれば「不本意就学」が発生しづらいことが明らかになった。また、学校での学習や人間関係において積極的な取り組みを促すことが、入学時に感じていた不本意感の解消と本意通学の実現に繋がる可能性があることが示された。 |
講評 | 高校生の不本意就学を扱った論文である。不本意就学を、不本意入学と不本意通学に分けて考察していくが、この入学時点と3年生の調査時点の不本意度がどのように関連しているのか、まずは個人レベルの関係を検討し、それが学校ごとにどのように異なるのかを検討して、学校の効果があるのか否かを見出すことができれば、さらに良い論文になったのではないかと考える。 |
キーワード1 | 高校生 |
キーワード2 | 不本意就学 |
キーワード3 | 学習意識 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |