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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 小山 隆 |
タイトル | 児童虐待――虐待家庭への支援の在り方―― |
内容 | 児童虐待の防止等に関する法律が2000年に成立したことや、マスコミによる痛ましい事件の報道などから、近年児童虐待に対する人々の関心が高まってきている。それにより、顕在化の傾向が進み、児童虐待への対応は急務な社会問題となっている。本論文では、主に家庭における虐待に焦点をあて、児童虐待を単なる個人の病理と考えるのではなく、その背景にある様々な要因を明らかにした上で、虐待者や被虐待児のニーズに即した支援とはどのようなものかを論及している。その上で、児童虐待は家庭というシステムの相互作用の効果が問題を生み出したと捉え、家族構成員を個別に支援するのではなく、家族全体を支えるという視点を持つ。そして、その家族が置かれている環境面におけるリスク因子をなくすために、その家族が抱える社会経済的な問題や地域ネットワークを代表とした社会資源の活用に焦点を当てたいと思う。 |
講評 | 今年は高齢関連が6本、障害児・者関連合わせて5本とテーマ的には多くなりました。 分野的には高齢・障害関連以外に、児童、生活保護、精神保健、高齢と広範囲にわたり、内容は虐待、アダルトチルドレンといった援助を必要とする問題を扱った論文からレクリエーション、余暇支援といったレベルまで広範囲にわたりました。 今回の特徴は、福祉課題を抱える本人だけでなく、その人たちを支える家族等関係者をサポートすることに問題意識をもった研究が増えてきた点にあるような気がします。 |
キーワード1 | 家族支援 |
キーワード2 | 環境 |
キーワード3 | 地域ネットワーク |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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