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学科 社会福祉学科
年度 2009
ゼミ名 永田 祐
タイトル 過労死・過労自殺の現状と政策の動向――労災認定の問題点――
内容  本論文では日本の企業、労働者が抱える労働災害、それに伴う労災補償問題を研究したい。その中でも特に、1980年代以降、社会問題となってきた過労死、過労自殺に関して考察していきたい。そこで、労災補償の現状と労災認定についての判断基準、特に、過労死、過労自殺について考察をしていく。またそれらに対する様々な問題点を明らかにし、対策、提言をしていきたい。研究方法としては文献研究である。特に実際に起きた事件、事故から現状をみるために新聞記事を積極的に使用した。本論文の構成は全4章で、第1章では労働災害、および労災保険について定義をする。第2章では問題の所在とし、過労死・過労自殺に対する認定基準を考察、定義をし、続く第3章では実際に起こった事件、事故の判例を用い第1章、第2章で考察したものと合わせ、かつ問題点を明らかにしたい。次の第4章ではこの問題に対する提言、対策を述べていきたい。
講評 卒論のテーマを設定するまでにずいぶん時間がかかったが、過労死や過労自殺という業務起因性や遂行性をどのように判定するのかということをテーマとして定め、手堅い論文をまとめることができた。常に「厳密さ」を求める性格だから、厳密に境界を定めることのできない労災認定の基準をテーマにすることは、本人にとっては難しかったかもしれない。あとは、すぐに人と喧嘩をしないようにしてもらいたいものである。
キーワード1 労災認定
キーワード2 過労死
キーワード3 過労自殺
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