詳細 | |
---|---|
学科 | メディア学科 |
年度 | 2022 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | プロ野球セ・パの人気格差の関係性について |
内容 | かつてプロ野球を席巻したセ・リーグ。一方でパ・リーグの人気は長年低迷し、セ・パの観客動員数は2倍以上の差がつく年もしばしばであった。巨人戦のテレビ中継が全国的に人気を博し、それがリーグ全体での人気獲得に寄与したセ・リーグとは反対に、パ・リーグはオールドメディアとの関わりは浅く、大きな人気格差を生んだのだ。しかし、ニューメディアが台頭し、人々のメディアとの関わりは大きく変化。その最中、パ・リーグは早期からSNSや動画共有サイトの利用にリーグ一丸で取り組み、セ・パ人気の逆転も囁かれるほど人気を拡大させた。但し、確かにパ・リーグの人気は向上したが、人気格差自体はここ20年で大きな変化はない。可処分時間がテレビを上回ったインターネットがプロ野球の中心になった結果、人々とそれを上手く取り入れたパ・リーグとの接触が増え、逆転の錯覚を起こしたのである |
講評 | 日本プロ野球のセ,パ両リーグの人気格差が縮小した理由を,メディアという観点から考察した論文でした。両リーグの人気格差の縮小は,通常は,パ・リーグの地域密着型戦略が奏功した,という観点から語られることが多かったと思います。メディアとの関連では,テレビとの関連では,セ・リーグの球団は巨人戦がテレビ中継されるため,その放映権料をあてにできたので,経営努力を怠ったという分析が一般的であるように思います。これに対して,パ・リーグのソーシャルメディア利用という点に焦点を当てた点に,この卒論の個性があったと思います。自分なりに考えてうまく結論にもっていってくれました。 |
キーワード1 | オールドメディア |
キーワード2 | ニューメディア |
キーワード3 | 人気格差 |
キーワード4 | セ・リーグ |
キーワード5 | パ・リーグ |
戻 る |