詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 成年後見制度を扱う専門家の育成についての考察 |
内容 | 成年後見制度とは判断能力が十分でない方が家庭裁判所に申立てをして援助者を要請する制度である。その成年後見制度が施行されて以降、成年後見制度を利用する人が年々増えている。しかし、増加の背景には判断能力が十分でない方の周囲の方が、成年後見制度を利用せざるを得ない状況に陥って利用する場合が多いようだ。私は、成年後見制度の利用が支援する側が利用せざるを得ない現状に追い込まれて利用していることから、成年後見制度が利用者本人の生活を向上するどころか、利用者の支援者を苦しめており、利用者の権利を保障する目的から大きく逸れてきていると感じた。そこで、私は成年後見を扱う専門家を育成することが必要なのではないかと考えた。実際日本社会福祉士会では会員を対象として、成年後見を受任できる者の養成に取り組んでいる。私はこの論文で、こういった動きを今後もっと活発にすることが成年被後見人の権利擁護を推進すると提言している。 |
講評 | 成年後見制度の問題を取り上げた。重要な制度であるにもかかわらず、市民のニーズと合致していないという問題意識から、こうした制度の活用を支援する専門職の役割について、しっかりと探求することができた。真面目で人を安心させる雰囲気をもった永松さんの長所を生かして、社会人としても活躍してくれることを願っている。 |
キーワード1 | 成年後見制度 |
キーワード2 | 専門家育成 |
キーワード3 | 権利擁護 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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